あらすじ自分の「言い分」を通すことは本当にむずかしい。「言い分」は国家レベルから、はては小さな子どもにいたるまで、みんながみんな持っている。しかも困ったことに、そのだれもが、「自分が正しい」と思っている。世界では「言い分」が通るほうが奇跡、通らないほうが当たり前なのだ。ゆえに「言い分」をとおすためには技術が必要なのであるが、そのことに自覚的である人はあまりに少ない。しかし、これはチャンスでもあるのだ。