マディソンは政治家のイメージアップをはかるコンサルタント。
今回のクライアントは、砂漠の王国バジュールの王子ザインだ。
国民たちはプレイボーイ王子に冷ややかだが、戴冠式までの1カ月で
彼こそ国王の器だと納得させなければならない。
だが、マディソンはザインがそばにいると落ち着かず、
仕事に集中できずにいた。
ハリウッドスターと見まがうほどの完璧な容貌、自信に満ちた態度。
しかも、女性には不自由していないくせに、彼は露骨に誘いをかけてくる。
「その年まで誰かに激しく焦がれたこともないんだろう?」
見え透いた挑発にのり、自らザインに熱いキスをした瞬間……!?