あらすじ教室にあるはずの48の机と椅子がすべて消え、代わりにコピーされた遺書と級友の冷たい骸(むくろ)だけが残されていた。しかも密室で。自殺か他殺か。高3で、推理マニアの工藤順也はこの謎に果敢に挑むのだが……。本格ミステリの甘美な果実にして、瑞々しい青春小説。法月綸太郎のデビュー作にして、不朽の名作。(講談社文庫)