あらすじ黒いドレスを着て、ファッションショーの舞台を歩くエボニー。最前列で彼女を見守るアランは心の中でつぶやいた。彼女に欲望を感じない男などいないに違いない。アランはエボニーの後見人という立場でありながら、その魅力に抗えず、一線を越えてしまった。あれは、1年前のエボニーの21歳の誕生日の夜――プールで裸になって泳ぐ彼女は女神のようだった。エボニーは噂どおり奔放に僕を陥落させた……。アランは断ち切れない関係に溺れさせた彼女を憎んでさえいた。18歳のときから変わらない、彼女の一途な愛に気づかぬままに。