会長と社長のいざこざの末に就任した“異例の新社長”は、
10年ぶりの組織再編と事業の新しい柱をぶち上げた。
しかし、社内にいくつもの“東芝”が立ち並ぶかのような超縦割り組織と、
巨額投資の代償で脆弱化した財務という二つの壁が、
田中久雄社長の前に立ちはだかる。
田中社長が率いる東芝は、その壁を越えることができるのか。
(おもな内容)
●第一の宿命 社内でもカルチャーショックを受ける超縦割り組織
・お家騒動の末の社長就任ゆえに気にもむ独自路線の追求
・ヘルスケアを原発と半導体に次ぐ事業の柱に
・図解 10年ぶりの組織再編で東芝はこう変わる
・半導体と社会インフラの部門間に見えた深い溝
・10年以上続く縦割り組織との戦いに終止符を打てるのか
●第二の宿命 期末の“前借り”に“ワリカン”でやりくりする脆弱財務
・期末に取引先で“前借り”のお願い
・原発でも半導体でも競合メーカーに見劣りする財務
・図解 巨額投資やりくりの秘策 東芝の“ワリカン”スキーム
・ヘルスケア事業の売上高を「3年で1.5倍に」の成否
・新体制図で切り分けられたテレビ・パソコン部門
・Interview 田中久雄 東芝社長「組織再編後の人事で真の田中体制を実現」
・特別インタビュー 成毛康雄( 東芝上席常務、セミコンダクター&ストレージ社カンパニー社長)、五十嵐安治(東芝専務、電力システム社カンパニー社長)、綱川 智(東芝メディカルシステムズ社長)
『週刊ダイヤモンド』(2013年9月7日号)の第2特集と、デイリー・ダイヤモンド(http://dw.diamond.ne.jp)の記事を電子化しました。
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