・合弁事業をどう成功に導くか?交渉実務を概観し、留意点を体系化した、実務家必携の本
・企業同士が提携する選択肢として、また海外直接投資の選択肢として、ジョイント・ベンチャーは重要な手段であり、世界中で利用されている。
・ところが、その過半数が失敗に終わることが指摘されている。
・著者たちは、その原因を、交渉の各過程における相互不信、理論的にいうと「囚人のジレンマ」にあるという。
・そこで、この本では、ジョイント・ベンチャーの交渉プロセス全体を示しつつ、どうやって交渉を進めるべきか、を述べる。
・利益の概念をどう作るかや、利害対立が生じた場合の対処法のつめに至るまで、本書に従って契約をつめていくと、最終的にきちんとした契約書が作成できるような流れになっている。
・実務書ではあるが、研究者や、社会人大学院生にとっても参考になる内容となっている。