●あらすじ/懲罰強制労働所の中にある特別教育班訓練所に送られたタケル。そこでありとあらゆる格闘技をたたきこまれた彼は、より一層の戦闘能力を身につけた。だがこの訓練所の実態は、青桜会の兵隊を作るための養成所。ここで優秀な成績を残した者は強制的に青桜会の一員にさせられ、一切の反抗、逃亡は許されないという鉄の規則(オキテ)に従うことになるのだ。それを知ったタケルは、立浪に対決を挑むが…。●本巻の特徴/立浪に歯向かったタケルと、彼に同調した者たちは、極北の汚染地帯に送られてしまう。最も危険な廃棄物を集中的に処理した埋立地で、極度に汚染が進み、二週間もすれば普通の人間は命を失うという場所だ。だがそんな中でもタケルは希望を捨てず、仲間たちと力を合わせて脱出。日本の再生を信じ、タケルの純粋な正義感を高く評価する、リョウコの祖父・源一と出会う。そんな時、立浪が首相官邸を武力で制圧。クーデターは成功したかに見えたが、これには特警部隊の総監・栗林が裏で糸を引いていた。利用され捕らえられた立浪を救うべく、タケルと仲間たちは特警部隊に真っ向から挑む…! 未来を信じる若者たちの熱い思いを描いた完結集。