【著者からのメッセージ】
子育ての相談を受けると、8割がた男の子のお母さんが占めてしまいます。
女性・母の本質として、相手をわかってあげたい気持ちがあふれるほどあるのに、男の子はわからないからです。これまでの教室の現場での経験でも、上の子が男の子である場合、上に姉がいて下が男の子の場合など、そのような「わからない男の子」に対して、口出ししすぎて、伸びるはずの芽も摘み取ってしまう例も、たくさん見てきました。国語力についての失敗は、その最たるものではないでしょうか。
この本では、本当は成長段階を理解しじっくり待てば、思春期以降にグーンと伸びてくる男の子の国語力を、どう健やかに育てればいいか、その見取り図を書きました。
この本を読むことで、お母さんが安心して、男の子の国語力を育てていけることに、少しでも役立てば幸いです。
著者・高濱正伸