私たちが生きる目的は幸せになることです。
しかし、私たちのまわりは不安なことばかりです。
人はなぜ不安になるのでしょう?
私たちが感じている不安の正体をとことん突き詰めたのが、2500年前のインドに生まれたブッダです。
ブッダの説いた教えはさまざまな形で伝えられていますが、その教えの源流をたどってみると「四諦(したい)」にたどりつきます。
四諦とは、四つの真理のことです。
世の中の苦しみ、苦しみの原因、苦しみのない境地、そこを目指す八つの道。
本書では、ブッダが説く四諦をもとに、いまある不安や怒りを消し去り、心の安らぎを得るための智慧を解説します。
この不安でいっぱいの時代において
心の安らぎを得られるヒントになれば幸いです。
──著 者