【内容紹介・目次・著者略歴】
「福音書物語選釈」の一冊。マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネの4福音書から、山上の説教などについての記述箇所を選択し、註釈を加える
【目次】
序
山上の説教 マタイ福音書 四章二五節-七章二九節
緒論 弟子たち御許に来る 四章二五節-五章二節
序頌
一 幸いなるかな 五章三節-一二節
二 地の塩・世の光 五章一三節-一六節
第一部 神の(民の)戒め 五章一七節-六章一八節
序説 律法学者・パリサイ人に勝る義 五章一七節-二〇節
一 律法学者に勝る義 五章二一節-四八節
パリサイ人に勝る義 六章一節-一八節
序説 義の行いは隠せ
第二部 イエスを信じ、それに寄り頼むべきこと 六章一九節-三四節
第三部 (神の)民の戒め 七章一節-二七節
効果 群衆その教えに驚く 七章二八節-二九節
福音書物語補遺 マタイ、マルコ両福音書より
バプテスマのヨハネとイエス マタイ福音書一一章二節-三〇節
一 ヨハネの質問とイエスの回答 一一章二節-六節
二 イエスのヨハネに対する評価一一章七節-一五節
三 新時代の到来 一一章一六節-一九節
四 悔改めぬ町々への裁き 二章二〇節─二四節
五 救主イエス 一一章二五節-三〇節
人の子イエス
一 ベルゼブル問答 マタイ福音書―二章二二節-三七節
二 徴問答
禍なるかな、律法学者・バリサイ人よ マタイ福音書二三章
一 序曲 モーセの座に座るもの 二三章一節-一二節
二 七つの禍 二三章一三節-三五節
1 天国を閉すもの 2 改宗者を地獄の子とするもの 3 虚しく晋うもの 4 蚋を漉して駱駝を呑むもの 5 杯の外を清めるもの 6 白く塗った墓に似るもの 7 義人の血の報いを受けるもの
三 終曲 ああエルサレムよ 二三章三六節-三九節
四人の弟子の召命物語 マルコ福音書一章一六節-二〇節
会食問答 マルコ福音書二章一三節-一七節
断食問答 マルコ福音書二章一八節-二二節
安息日問答 マルコ福音書二章二三節-二八節
食前手洗の問題に寄せて マルコ福音書七章一節-二三節
受難・復活の予告と教訓
一 ピリポ・カイザリヤ途上にて
二 第一回予告 マルコ福音書八章三〇節-三三節
三 第一回予告の後に マルコ福音書八章三四節-九章一節
四 第二回予告の後に マルコ福音書九章三三節-五〇節
五 第三回予告の後に マルコ福音書一〇章三五節-四五節
六 第二回・第三回予告
三二節-三四節
最大の戒めについて マルコ福音書一二章二八節-三四節
ダビデの子問答 マルコ福音書―二章三五節-三七節a
小嶋 潤
1908~1997年。キリスト教神学者。立教大学名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都大学文学博士。
著書に、『基督教概論 学生のための』『基督教の理解』『パウロ神学の根柢 ガラテヤ書に拠る』『基督教の話』『基督教の中心思想』『キリストの愛について』『聖書 キリスト教叢書』『福音書物語選釈』『キリスト教 その由来と成立と特質と』『福音書のキリスト論』『続・福音書物語選釈』『キリスト教の起源と定礎』『新約聖書正典の編成と伝承』『福音書物語選釈 第3巻 山上の説教・その他』『イエス降誕の物語 福音書物語選釈』創文社 1978『新約聖書名言集』『聖書小事典』『西洋教会史』『イギリス教会史』『西洋思想史上のキリスト教』『旧約聖書の時代 その語る歴史と宗教』『新約聖書の世界 原始キリスト教の発足と展開』などがある。