【内容紹介・目次・著者略歴】
宗教哲学の新しい可能性を求めて60余年、あまたの試煉を経て到達した不動の境地――「武藤宗教哲学」の神髄がここに結実。
【目次より】
一 キリスト教における歴史観
二 キリスト教における死生観
三 キリスト教と無の思想
四 宗教における「内在的超越」ということについて
五 田辺哲学とキリスト教
六 神学主義と宗教主義
七 「種の論理」と「非神話化」論|ー田辺哲学とブルトマン
八 西谷宗教哲学とキリスト教
あとがき
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武藤 一雄
1913~1995年。宗教哲学者。京都大学名誉教授。専門はキェルケゴール。京都帝国大学卒。文学博士。
著書に、『信仰と倫理 キエルケゴールの問題』『宗教哲学』『神学と宗教哲学との間』『キェルケゴール その思想と信仰』『宗教哲学の新しい可能性』『神学的・宗教哲学的論集 全3巻』など、
訳書に、『シュヴァイツァ 著作集 第10ー11巻 使徒パウロの神秘主義』(共訳)『キルケゴール著作集 第15ー16巻 愛のわざ』(共訳)『現代キリスト教思想叢書 13 ラーナ 自由としての恩寵(抄)』M・ウェーバー『宗教社会学』(共訳)『ティリッヒ著作集 第10巻 出会い 自伝と交友』などがある。