【内容紹介・目次・著者略歴】
現代の神学的状況への鋭い洞察を通して、新しい神学的宗教哲学の具体的な現実化した姿を、現代社会に大胆に提出する問題作。
【目次より】
序
一 学問のゆくえ
付論
1) 神学とは何か
2) 福音と律法
二 信仰の神と哲学者の神
三 ニヒリズムと宗教
四 終末論の二類型
五 シュライエルマッヘルの「絶対依存の感情」についての一断想
六 キェルケゴールヘの問い
七 異言と預言
付録 良心と悪
あとがき
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武藤 一雄
1913~1995年。宗教哲学者。京都大学名誉教授。専門はキェルケゴール。京都帝国大学卒。文学博士。
著書に、『信仰と倫理 キエルケゴールの問題』『宗教哲学』『神学と宗教哲学との間』『キェルケゴール その思想と信仰』『宗教哲学の新しい可能性』『神学的・宗教哲学的論集 全3巻』など、
訳書に、『シュヴァイツァー著作集 第10-11巻 使徒パウロの神秘主義』(共訳)『キルケゴール著作集 第15-16巻 愛のわざ』(共訳)『現代キリスト教思想叢書 13 ラーナー 自由としての恩寵(抄)』M・ウェーバー『宗教社会学』(共訳)『ティリッヒ著作集 第10巻 出会い 自伝と交友』などがある。