既刊(1-39巻)

神学大全28 第III部 第13問題~第15問題

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【内容紹介・目次・著者略歴】 13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第III部 第13問題~第15問題を収録。 言に受容された人性としての人間キリストは、その本性とともに、いかなる能力を有していたか。前2冊でキリストの恵と知とが考察されたのに続き、本冊ではその力について論じられる。キリストの知が、被造知性の限界においてにせよ、全知であったのに対し、キリストの力は被造界全体に関しても、自分の身体や意志の及ぶ範囲に関しても全能でないどころか普通人並みに無力であった。更には人間イエスが身心ともに人並みの欠陥を有していたことを示して、この人間的弱さが人類救済の目的において有する逆説的な真の意味を明らかにする。詳細な訳註と解説は読者を丁寧に理解へと導く。 【目次より】 凡例 第一三問 キリストの魂の有する能力について 第一項 キリストの魂は全能を有していたか 第二項 キリストの魂は被造物の変化に関して全能を有するか 第三項 キリストの魂は自分の身体に関して全能を有していたか 第四項 キリストの魂は自分の意志の遂行に関して全能を有していたか 第一四問 キリストが人間本性において受け取った身体の欠陥について 第一項 神の子は身体の欠陥をともなった人間本性を受け取るべきであったか 第二項 キリストが身体の欠陥を蒙ったのは必然によることであったか 第三項 キリストは身体の欠陥を引き継いだのか 第四項 キリストは人々のすべての身体的欠陥を受け取るべきであったか 第一五問 キリストが人間本性において受け取った魂に関する諸々の欠陥について 第一項 キリストのうちには罪があったか 第二項 キリストのうちには罪の火種があったか 第三項 キリストのうちには無知があったか 第四項 キリストの魂は受苦しうるものであったか 第五項 キリストのうちには本当の感覚的苦痛があったか 第六項 キリストのうちには悲しみがあったか 第七項 キリストのうちには恐れがあったか 第八項 キリストのうちには驚きがあったか 第九項 キリストのうちには怒りがあったか 第一〇項 キリストは旅人であると同時に把握者であったか アクチオとパッシオ トマス、キリストのパッシオ論理解のための準備的考察 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 トマス・アクィナス 1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。
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神学大全28 第III部 第13問題~第15問題

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神学大全の作品情報

あらすじ

【内容紹介・目次・著者略歴】 13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第III部 第13問題~第15問題を収録。 言に受容された人性としての人間キリストは、その本性とともに、いかなる能力を有していたか。前2冊でキリストの恵と知とが考察されたのに続き、本冊ではその力について論じられる。キリストの知が、被造知性の限界においてにせよ、全知であったのに対し、キリストの力は被造界全体に関しても、自分の身体や意志の及ぶ範囲に関しても全能でないどころか普通人並みに無力であった。更には人間イエスが身心ともに人並みの欠陥を有していたことを示して、この人間的弱さが人類救済の目的において有する逆説的な真の意味を明らかにする。詳細な訳註と解説は読者を丁寧に理解へと導く。 【目次より】 凡例 第一三問 キリストの魂の有する能力について 第一項 キリストの魂は全能を有していたか 第二項 キリストの魂は被造物の変化に関して全能を有するか 第三項 キリストの魂は自分の身体に関して全能を有していたか 第四項 キリストの魂は自分の意志の遂行に関して全能を有していたか 第一四問 キリストが人間本性において受け取った身体の欠陥について 第一項 神の子は身体の欠陥をともなった人間本性を受け取るべきであったか 第二項 キリストが身体の欠陥を蒙ったのは必然によることであったか 第三項 キリストは身体の欠陥を引き継いだのか 第四項 キリストは人々のすべての身体的欠陥を受け取るべきであったか 第一五問 キリストが人間本性において受け取った魂に関する諸々の欠陥について 第一項 キリストのうちには罪があったか 第二項 キリストのうちには罪の火種があったか 第三項 キリストのうちには無知があったか 第四項 キリストの魂は受苦しうるものであったか 第五項 キリストのうちには本当の感覚的苦痛があったか 第六項 キリストのうちには悲しみがあったか 第七項 キリストのうちには恐れがあったか 第八項 キリストのうちには驚きがあったか 第九項 キリストのうちには怒りがあったか 第一〇項 キリストは旅人であると同時に把握者であったか アクチオとパッシオ トマス、キリストのパッシオ論理解のための準備的考察 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 トマス・アクィナス 1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。

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