【内容紹介・目次・著者略歴】
13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第III部 第7問題~第8問題を収録。
キリストの恵 (第3部)7―8問
【目次より】
凡例
第七問 個人としてのキリストの有する恵について
第一項 言によって受容された魂のうちには習性的恵があったか
第二項 キリストは諸々の徳を有していたか
第三項 キリストは信を有していたか
第四項 キリストは望を有していたか
第五項 キリストは賜を有していたか
第六項 キリストは畏の賜を有していたか
第七項 キリストは無償で与えられる恵を有していたか
第八項 キリストは預言の賜を有していたか
第九項 キリストは恵に満ちていたか
第一〇項 恵の充満はキリストに固有のことであるか
第一一項 キリストの恵は無限であるか
第一二項 キリストの恵は増大することができたであろうか
第一三項 キリストにおいて習性的恵は合一に引き続くか
第八問 教会の頭である限りにおけるキリストの恵について
第一項 人間である限りのキリストには教会の頭であることが適合するか
第二項 キリストは身体に関しても人々の頭であるか
第三項 キリストはすべての人々の頭であるか
第四項 キリストは人間である限りにおいて天使たちの頭であるか
第五項 キリストがそれによって教会の頭である恵はキリスト個人の有する恵と同じ恵であるか
第六項 教会の頭であることはキリストに固有のことであるか
第七項 悪魔は悪者どもの頭であるか
第八項 アンチ・キリストは悪者どもの頭であるか
トマス・アクィナスの恵論
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トマス・アクィナス
1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。