【内容紹介・目次・著者略歴】
13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第II-I部第71問題~第89問題を収録。悪徳と罪が主題。
【目次より】
まえがき
第七十一問題 悪徳と罪について──それ自体において
第七十二問題 諸々の罪の区別について
第七十三問題 諸々の罪の相互比較について
第七十四問題 罪の基体について
第七十五問題 罪の原因について──一般的考察
第七十六問題 罪の原因について──特殊的考察
第七十七問題 感覚的欲求の側における罪の原因について
第七十八問題 罪の原因である悪意について
第七十九問題 罪の外的諸原因について──第一に神の側に関して
第八十問題 罪の原因について──悪魔の側に関して
第八十一問題 罪の原因についてー人間の側に関して
第八十二問題 原罪の本質について
第八十三問題 原罪の基体について
第八十四問題 ―つの罪が他の罪の原因である限りでの罪の原因について
第八十五問題 罪の結果について──第一に自然本性の善の損傷について
第八十六問題 罪の汚れについて
第一項 罪は霊魂のうちに何らかの汚れを生ぜしめるか
第二項 汚れは罪の行為の後も霊魂のうちに存続するか
第八十七問題 刑罰に値する罪責について
第八十八問題 小罪と大罪について
第八十九問題 小罪それ自体について
訳者注
解説 トマスの「罪」理解について
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トマス・アクィナス
1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。