【内容紹介・目次・著者略歴】
古代日本の二大画期・大化改新と鎌倉幕府の諸問題につき、法制史の立場よりする画期的な論文10編を収める。
【目次より】
増補版序
序
第一 大化改新の研究 大化改新より大寶律令の制定まで
第二 東國と西園 上代および上世における
第三 鎌倉幕府職制二題
一 征夷大将軍と源頼朝
二 文治守護職と總追捕使
第四 再び「征夷大将軍と源頼朝」について
第五 鎌倉幕府の成立時期
第六 鎌倉幕府の成立 文治の守護と地頭について
第七 大犯三箇條 鎌倉時代の守護の櫂限の研究
第八 東醐と西國 鎌倉時代における
第九 鎌倉幕府政所設置の年代
第一〇 鎌倉幕府成立期の二つの問題 文治地頭職と幕府裁判権
第一一 吾妻鏡文治三年九月十三日條所載のいわゆる北條時政奉書について 石井進氏の批判にこたえて
附録
第一 中世の訴訟法史料二種について
序言
一 沙汰未練書
二 庭訓往来
第二 日本法制史學八十八年 東京大學における
第三 中田博士の法制史の比較研究法について
あとがき
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石井 良助
1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。