あらすじ戦争遂行をめぐる軍部・政党の対立から敗戦へ。日米交渉不調、反軍の試みの失敗により、東条軍部独裁政権が成立した。敗戦に至るまでの、軍部と重臣たちのやりとりを描き、戦時下の政治家のありようを鋭く問う! ーー軍部独裁政権を許したものはなにか? 主戦論・和平工作が鎬(しのぎ)をけずりながら、結局、軍の言うなりになり、苛酷な戦争に突入し、広島・長崎への原爆投下を経て、敗戦へと日本を導いていったのは、ひとり東条のみに帰する責任なのか? 昭和最大の受難の真相に鋭く迫る快心作