あらすじ死んだらすべて終わり なのになぜ生きてるんですか? 余命数ヶ月の親友が自殺した朝にはじまる 心が痛くなる祈りと救済のミステリー ☆☆☆ 「死んだらどうなるのかな、人って」親友の殉にそう聞かれた。 俺は何も言えなかった。 だって彼は、余命あと数ヶ月で死ぬ。 翌日、殉は子供を助けようと溺死した。 謎の少女・灯は、これはトリックを用いた自殺だと告げ、俺に捜査を持ちかける。 今なら分かる。灯との関係は恋じゃなかった。きっともっと切実だった。 生きるために理由が必要な人に贈る、優しく厳しいミステリー