40年経って見えてくる衝撃の真実! 「獄中で省察を深めた吉野と往復書簡を交わしながら作りたかったのは、あの時代への鎮魂歌である」――印旛沼から榛名山、あさま山荘へ。事件はいよいよ、クライマックスに。17人もの殺害に関与した吉野。若きエリートをあれほど残虐な行為に駆り立てた革命思想とは、なんだったのか? 総括の実態、私刑(リンチ)の経過。息詰まる心理描写で明かされる「連合赤軍」の素顔とは? 今なお親交を続ける著者による渾身の作! <上下巻>
※本書は2003年4月、小学館より単行本として刊行されたものに、その後新たに発掘された資料・インタビューなどを加筆、全面的に構成し直して上下に分冊したものです。