あらすじそのマンションはトラブルが日常茶飯事で、飛びおり自殺や首吊り自殺は何度もあった。 「あれ、人間かな──」 次の瞬間、ばちんッ、と大きな音が響いて、あたりが真っ暗になった。 死を決意して訪れた樹海で体験した戦慄の一夜。 アウトローが出入りするマンションで押入れから聞こえる音の恐るべき正体。 ひとりでに路地を移動するスーツケースと実際の事件との奇妙な一致。 怪談社の糸柳寿昭と上間月貴が取材した怪異を、福澤徹三が書きおこす怪談実話シリーズ第4弾。