あらすじ――涙が出ました―― 騙されたと思って 72ページまで読んでください。 講談社NOVEL DAYSリデビュー小説賞 受賞作 ☆☆☆ 泣いたのは、一度だけだった。 最愛の妻・皐月を27歳で失った彰は無感動な日々のなか、 仮想都市プロジェクト『パンドラ』に惹かれて参加する。 都市の奇妙な人々から、妻との思い出に向き合うきっかけをもらった彰は、 やがて『パンドラ』を巡る巨大な疑惑に巻き込まれていく――。 愛する人を失っても、もう一度立ち上がる力をあなたに。 選考委員を涙させた圧巻のリデビュー作。