あらすじ元のフビライ拝謁にも成功し、記憶が戻った幻次郎は、情報をもって帰国。恋する五月(さつき)と結婚するが、再び大陸に渡り、仲間と蒙古軍に紛れ込む。水に毒を入れ、内部抗争をあおり、破壊工作をくり返す。一方、日本側の備えは心もとない。蒙古・高麗・日本を舞台に「元寇」前後の「密使」たちの暗躍・活躍を描いた、長編時代小説。<上下巻>