◆伯爵への身分違いの恋は、不幸な結婚への始まりだった!◆出会った日から半年間、カーラはローマの伯爵チェーザレの従順でやさしい恋人だった。ところが傲慢な伯爵は、カーラの愛に価値はないというように、庶民の彼女を切り捨て、侯爵令嬢との婚約を発表する。失意のカーラは、母に命じられた男性と結婚するしかなくなるが、その男性にも結婚式で捨てられ、さらに恥をかいてしまう。だから、再会したチェーザレを拒めなかったのだろうか?婚約中の彼と一夜を過ごしたカーラは、罪の意識に耐えきれず、ローマから逃げ出す。しかし、おなかには伯爵の子が宿っていた。■R-3334『億万長者と愛の形見』で衝撃的な登場をする今作のヒロイン、カーラ。しかし実は彼女も愛に傷つき、苦しんでいたのです。〈愛と背徳のローマ〉では、2冊にわたって2組の男女の入り組んだ愛が描かれます。作家の渾身の力作を、どちらもお見逃しなく!