あらすじ薬の製造を唯一の産業とする島「久寿理島」で、470年間、女子直系一族だった木葉家に突然生まれた男子・草多は、島の人から大事に育てられてきた。15歳の春、草多は、その製法が女性のみに受け継がれてきた「気やすめ丸」を万人に効く薬へ改良するために、島の運命を背負って東京へと旅立つ。入学した和漢学園では、伝承薬をつくる特別クラスでの特訓をうけることになったが……。