あらすじ「わたしを買ってくれませんか?」――透き通るように白い肌、吸い込まれそうに深い瞳、まるくやわらかな声。伝説の娼婦なぎさは、自分を本当に必要とする客の前だけに現れる。なぎさとの甘美な時間の合間に男が見るのは、あまりにもリアルな、青春時代の自分の夢。--学生時代、共にデビューを目指したロックバンドのヴォーカリストだった真理子が死んだ。音楽を諦め、会社員になった哲也は、なぎさの媚薬で真理子を救えるか。