書籍説明
まえがきより
西暦二〇八五年、九月九日。
その日の夜、北アメリカ大陸に一つの星が落下した。
遙か彼方、宇宙空間から降り注いだその星は、夜陰を照らし出す程の強い光を放っていたと言う。
星が落下したと連絡を受けた研究者達がその星を回収し、その全貌を詳しく調べてみると、
降り注いだそれが星ではなく古びた『懐中時計』であるということがわかった。
――なぜ? どうして宇宙空間から時計が……?
研究者達は疑問を抱いたまま、その懐中時計を解析するべく自国へと持ち帰ることを決定した。
それが、全ての始まりだった。
著者紹介
月読綾人(ツクヨミアヤト)
西日本在住。学生の頃から執筆活動を開始し、2015年より電子書籍を執筆するように。
妖怪物やファンタジー、世界系の物語を執筆することが多い。
宇宙人でも幽霊でも妖怪でも、居ないよりは居たら素敵だなと思っている変わり者。… 以上まえがきより抜粋