◆テレーザは心と体の痛みに耐えていた――皇太子妃として。王位継承者に嫁いだ以上、愛よりも義務が優先するのは仕方のないこと。けれど、テレーザは夫に愛されたかった。おまけに子宮の病を発症した今、襲いくる痛みとともに、王家の跡継ぎを産めない可能性もが彼女を苦しめた。夫のプリンス・クラウディオには内緒にしているため、最近ふたりの気持ちは、何かとすれちがう。体の痛みから愛の行為に消極的な妻テレーザに対して、愛人ができたのでは、とクラウディオが疑いを持つほどに!■架空の国のプリンスをめぐって繰り広げられるロマンチックな3部作〈三つのティアラ〉もいよいよ最終話です。今作のヒーローは長兄。王位継承者だけあって彼の苦悩は深く……。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。