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新書太閤記(七)

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天正十年春、信長は得意の絶頂にあった。東方の脅威だった武田氏はわが蹂躙に沈み、天下統一の道は西国を残すのみ。その西国も、秀吉が高松城を包囲し、着々戦果を挙げていたが、救援毛利勢の動き如何では、覇業に頓座をきたすとも見えた。かくて信長出陣。だが出陣にも似ぬ軽装は、信長一期の不覚といえた。運命の本能寺! 鞭を揚げて東を指したのは、逆臣光秀であった。
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あらすじ

天正十年春、信長は得意の絶頂にあった。東方の脅威だった武田氏はわが蹂躙に沈み、天下統一の道は西国を残すのみ。その西国も、秀吉が高松城を包囲し、着々戦果を挙げていたが、救援毛利勢の動き如何では、覇業に頓座をきたすとも見えた。かくて信長出陣。だが出陣にも似ぬ軽装は、信長一期の不覚といえた。運命の本能寺! 鞭を揚げて東を指したのは、逆臣光秀であった。

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