その純真可憐な花は、もどかしく、いとおしい……。
新人のグウェンは仕事でどじを踏み、直属の上司であるリックに厳しく叱られて落ちこんだ。ここで働き始めたときから、魅力的な彼に惹かれているのだ。一方、リックは不器用なグウェンにいら立ちを覚えていた。地味で冴えない部下のことなど、意識する必要もないのだが。「ぼくは同僚とはデートしない主義だ」グウェンに向かってそう宣告し、規制線を張ったつもりの彼だったが、しかし、ふたりの関係はあるときを境に一変する――リックの独身上司がグウェンを気に入って花を贈ったと耳にするなり、なぜか怒りが沸き、リックの頭は彼女のことでいっぱいに……。
■押しも押されもせぬ大スター作家、D・パーマーの人気作の初再版をお届けします。〈テキサスの恋〉シリーズの一作で、名物キャラクターのキャッシュ・グリヤも脇役として登場。本当は有能で、意外性に満ちたヒロインが光ります。
*本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン傑作選となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。