あらすじ漢王朝の慟哭(どうこく)がきこえる。有名な「出師(すいし)の表」には、孔明の悲痛な叫びが盛りこまれている。張飛は殺害され、劉備も白帝城に没す。桃園で誓いを立てた3人はすでに亡い。さらに趙雲の死も伝えられる。孔明は、軍令に反した馬謖を泣いて斬り、蜀の再興に向け規律をただす。軍師の活躍を生き生きと描く決定版〈三国志〉。