◆魂が震えるほどすてきなキス。でも……忘れてはだめ。これは身分違いの叶わぬ恋。◆少女時代に、母が石油王の屋敷で住み込みのメイドに雇われて以来、カタリーナはセクシーでハンサムな御曹司ウィルに夢中。だが、願いがかなってデートをするまでになったのもつかのま、ウィルの残酷な言葉とともに、幸福な時間は終わりを告げた。「きみとのことはすべて間違いだった」ばかな私。大富豪の彼とは身分が違うのに……。それから4年。傷心を抱え働く彼女の前にCEOとなったウィルが現れた。官能的な笑みを向けられた瞬間、忘れたはずの想いはあふれだし、強引にキスされただけで彼にすべてを委ねたくなってしまう。雇い主に恋心を抱くなどもってのほか――母の忠告を忘れてはだめよ……。■〈地中海のシンデレラ〉第5話は、ローリー・フォスターが絶賛する作家ジュールズ・ベネットが描く、メイドと大富豪の身分違いの恋。続く最終話は、USAトゥデイのベストセラー作家シャーリーン・サンズが登場。夢の王国の物語は幕を閉じます。