あらすじ幽花の退院を間近に控えた十一月。空也はひとりの女性と出会う。とても扇情的な魅力を持った彼女は、悪魔――サキュバスだった。そして《黒祓い》に追われた彼女は、空也に卵を託して消滅する。孵った卵から現れたのは、手のひらサイズのサキュバスの少女。リズベラと名付けられた彼女は、空也のことを「パパ」と呼んだ。だが、リズベラの持つ能力を狙う組織の襲撃により、彼女は奪われてしまい――!?