あらすじまさに餓島の様相を呈したガダルカナル。武器、食糧の欠乏と風土病に苦しむ三万の将兵たちは、全滅の危機に瀕していた。玉砕か撤退か。万策尽きた日本軍は、いよいよ重大な決断を迫られる。最終話となる第四巻では、ガ島上の悲惨極まる避退行と、陸海軍合同による決死のガ島脱出が敢行されるまでを活写する。第2回(1980年)講談社ノンフィクション賞受賞作。