いつしかこの心を占めていたのは、あなたの優しい声と、笑顔でした。
イギリスとオランダの病院間で人事交流が行われることになり、赤毛が印象的な小児科の看護師、アデレイドが推薦される。オランダから候補者を視察しに来たファン・エッセン教授も、彼女の献身的な働きぶりを見て、ぜひ来てほしいと声をかけてくれた。無口だけれど、魅力的な声で完璧な英語を話す彼……。長身で、笑うと得も言われぬすてきな表情になるハンサムな人……。アデレイドは気づけば教授のことを考えてしまう自分を戒めつつ、彼の役に立って喜んでもらいたい一心で、オランダ行きを承諾した。ところがそこには、金髪に青い目のみごとな美貌をそなえた、教授の“恋人”を自任する上流階級の令嬢が待っていた!
■世界中の読者のみならず、数多くの作家たちから愛されるベティ・ニールズ。『赤毛のアデレイド』はそんな彼女の記念すべき処女作です。2007年に惜しくもこの世を去った友人のアン・ウィールが生前に本作へ寄せた賛辞も掲載されていますので、お見逃しなく!
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品と同内容となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。