さっと読めるミニ書籍です(文章量14,000文字以上 15,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
全身性エリテマトーデス患者さまの約7割から9割が妊娠可能な女性と言われています。
本書を手にとったあなたも、そのひとりではないでしょうか?
そして、全身性エリテマトーデス患者でも子どもを持ちたい!と考えているのではないでしょうか?
服用している薬によっては胎児の奇形を促すため、妊娠禁忌薬になっているものもあり、妊娠自体を諦めている方もいると思います。
また、出産をきっかけにこの病気にり患し、初めての育児と、初めての病気で苦しんでいる方もいるのではないでしょうか?
妊娠が成立しにくいと言われている全身性エリテマトーデスですが、私はこの病気を抱えながらも現在2人の子どもに恵まれています。
本書は20代で全身性エリテマトーデスにり患し、一度は結婚からすべて諦めてしまった筆者が、どのようにして出産まで至ったのか、
また出産後の体調はどうだったのか?など、インターネットでは検索できない具体的な対処法などを筆者の体験をもとに、お伝えしていきたいと思います。
全身性エリテマトーデスという病気を抱えながらも、今後妊娠や出産そして育児を希望される方の心身負担の軽減になれれば幸いです。
本書を読むことで、病気により諦めていた妊娠や出産へ一歩踏み出す勇気が出ますように。
【目次】
1部 全身性エリテマトーデスとの向き合い方
病気について正しく理解しよう
病気について正しく理解してもらおう
主治医や看護師と良好な関係を
2部 計画的に妊娠をすすめよう
まわりの妊婦と自分は違う!
どんな時でも希望はある
筆者の体験談
3部 産後は特に要注意
気づきにくい体調不良
まわりの協力を大切に
産後に体調が悪化してしまったら
4部 全身性エリテマトーデス患者が育児をするということ
子どもの風邪は高確率でもらってしまう…
寒い時期の授乳は指がつらい…
良き協力者は我が子
【著者紹介】
森口ゆきの(モリグチユキノ)
全身性エリテマトーデスにり患して約10年。
その中で結婚し、妊娠、出産…そして現在は2児の母として、育児をしながらフルタイムで働いています。
「病気を抱えていても、病気としっかり向き合えば、きっと未来はうまくいく」そんな想いを、
現在病気を抱えながら妊娠や出産などについて悩んでいる方へ、伝えていきたいと思っています。