さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
大学や国の研究機関、民間の研究施設で日夜研究に励む研究者も、いつも順調に研究を進めているわけではない。
何らかの問題で、行き詰まることもしばしばである。
それは、今現在手掛けている研究が、どうにもうまく行かないことが原因かもしれない。
自分の能力のせいなのか、どこかでやり方を間違えたか、はたまたテーマ自体が悪いのか、しばし考え込んでしまうような事態である。
あるいは、研究自体ではなく、研究活動を取り巻く「環境」の方に、重大な問題があるのかもしれない。
人間関係の問題、資金不足、時間不足など、研究活動に影響を与える要素は、数多く存在する。
いずれにしても、思い通りに研究が進まないというのは、多大なストレスが溜まるものである。
研究者も、もちろん普通の人間である。
そんな時は、苛立ちを何処かにぶつけたくもなるし、場合によっては人目も憚ることなく、大泣きしたくなるようなこともあるだろう。
本書では、そういう状況が起こる原因と、対処の方法などについて、簡単にではあるが考えてみた。
研究活動に行き詰まりを感じている研究者の方々に、少しでもヒントとなるところがあれば幸いである。
【目次】
1部 研究そのもので行き詰まるとき
1章 研究が上手く行かないとき
2章 モチベーションが上がらないとき
3章 やはり仲間は大事
2部 研究の環境で行き詰まるとき
1章 一番大きな問題の元は人間
2章 危険はなるべく事前に避ける
3章 潰される前に逃げる
【著者紹介】
Bowing Man(ボウイングマン)
理学博士。
専門は地球科学および環境科学。
複数の大学や国立の研究所、民間企業で研究活動を行ってきたので、それなりに色々見たり聞いたり経験したりしている。
街中の面白い看板などを見て歩く、路上観察者としての顔も持つ。