さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
優しい人は黙って去ってしまうという話があります。宴会が盛り上がっている最中に気が付いたら居なくなっている人もそうです。
彼、彼女らは何故黙って去っていったのか考えたことはないでしょうか。
周りから優しい人と言われる人は、貴方に対し無関心なのか、我慢の限界にきているかどちらかです。
去られた後では、どちらか判らないので、その場にいる人は『あの人は優しくていい人だった』と去った人を勝手に善き思い出として美化してしまいます。
貴方はどちらの優しい人を失ったのでしょうか。
いつもニコニコしていたけれど、本音は貴方に興味がなくなったから去ってしまった人、それとも周りに常に気を配り、遠慮して、ついに爆発して去ってしまった人だったのでしょうか。
この本は、そんな貴方のために書きました。
貴方に無関心になった人や利害だけ求めた挙句去って行ってしまった人は引き止めようがありません。
最初から貴方という人間に何ひとつ期待もしていなかったのです。この本で言う『返事を書きたいのに宛名がない手紙』をかける人は後者です。
周囲の人々に気づかれぬよう周りに気を配り、遠慮しているうちに爆発し、黙って去って行ってしまう人です。
宛名がないという意味は、彼、彼女らが人としての気配りに長けているにも関わらず、人間関係はつかず離れずを心がけているので、
貴方の人間関係の中では誰ひとり名前を覚えてない、もしくは氏素性が判らないということです。
貴方の人間関係の中に、名前は判らないけれど存在として心に残っている人はいないでしょうか。
その人の名前を覚えていない、どんなことに興味があったのか、どんな人生を送っていたのか知らないのであれば、貴方は人生において大損をしていることになります。
この本の題となる返事を書きたい手紙は、文章のテクニックではありません。文章はその人の一部分に過ぎないのです。
日ごろの立ち振る舞い、考え方が、生き方そのものを変えるのです。
沖倉毅
【目次】
名刺に肩書のない人が心がけていること
人の流れを良くして人に執着しない
道を聞かれる人になれ
返事を書きたい手紙を書ける人になるために実践すべきこと