さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
コーヒーや紅茶の専門店はあちこち見かけるが、日本茶の専門店はそれほど多くは目にしない。
仮に日本茶の専門店を見つけたとしても、デパ地下の高級店や街中の老舗だったりすると敷居が高いと感じてしまい、
同じ飲み物でも前者とは異なる印象を持つ人が多いのではないだろうか。
しかし、実際のところ、両社はどちらも似たような特徴を持っている。
コーヒーや紅茶に茶葉の種類や味の違いがあり、淹れるカップやソーサーにこだわりがあるように、日本茶の世界にも同じような違いやこだわりがあるのだ。
私も日本茶の世界を知るまでは敬遠してしまっていたが、縁あって日本茶の世界に足を踏み入れることになった。
それから知識を深めるごとに、その奥の深さや魅力に気付かされている。
そんな私は、種類が多くてどこから手を付けたら良いのか分からない日本茶の世界を気軽に楽しく、分かりやすく知ってもらう方法について思案を重ねた。
そして考え抜いた結果「謎解きノベルを通して、日本茶やそれにまつわる茶器についての知識を深める」という方法に行き着いたのである。
ただ知るだけでなく、謎解きを楽しんだ上で日本茶やそれを彩る茶器についての知識も得られるというのは何ともお得ではないだろうか。
この本を読んだ後は、今まで遠い存在だった日本茶がずっと身近に感じられるはずだ。
ここで得た知識を家族や友人に話すことで、ちょっと博識だと思われることもあるかもしれない。
何より、自分の世界が今までより広がる喜びを感じられるのが一番の感動体験だろう。
この本を通してこれらの喜びを感じ、日本茶への興味を深めてくれる方が一人でも増えてくれることを願っている。
【目次】
プロローグと染付蓮文
隣人と深蒸し茶
雁金ほうじ茶と悩み
ぐり茶と閃き
波佐見焼と答え合わせ
黒豆茶とエピローグ