さっと読めるミニ書籍です(文章量14,000文字以上 15,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
不安障害。
20歳で突如診断され、人生が大きく変わっていく。
当たり前に大学生活を送っていた私の生活、過去の私との関係性、そして未来とは。
本書では、私のリアルを簡潔に伝えている。
誰もがなり得る精神疾患。
理解されているようで実はなかなか理解されていないのだということも、今回身を持って感じた。
徐々に動かなくなっていく身体、離れていく友人、初めて夢や将来も見えなくなった。
私は今、どん底にいる気分である。
だが、そこから這い上がっていこうとする前向きな過程も伝わるのではないだろうか。
今後私たちは様々な理由で人生に絶望することがあるだろう。その度立ち上がらなくてはならない。おそらく私は今、そのタイミングだったのだろうと考える。
今同じように苦しんでいる人、その家族、そして「自分はなるはずがない」と思っている人にも読んでいただきたい。
私たちは弱くて脆い。これは特別でも特殊でもなく、普通の大学生が書いたものである。
ぜひ、今を生きる全ての人に届いて欲しい。
離れた場所からでも本書を通して誰かの力になれたら嬉しく思う。
そして「一人じゃないんだ」と、どこかホッとできる時間となっていただけたら本望だ。
【目次】
はじまり
突然
精神科へ
予想だにしなかった休学
休学後の孤独と絶望
過去と恩師、前を向けるその一瞬
私を襲った新たな病
恨んだのは他の誰でもなく自分
養護教諭が全てだった
当たり前の生活も一瞬で壊れる
最大の矛盾
幼い頃からずっと必死に生きてきた
凶器と優しさに苦しみながら
諦めきれない9年間追い続けた恩師の背中
最も大きく苦しい決断を今
一体どこで間違えたのか
いつかまた
【著者紹介】
霜花(シモバナ)
2001年生まれ。
不安障害・うつ病などを発症し大学を休学したが復学するまで回復せず退学。
現在治療中。