さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
現在、私は、言語聴覚士として矯正歯科クリニックで言語治療をしています。
矯正歯科クリニックでは、生まれつき口唇口蓋裂があり母乳が飲みにくく、将来的には発声や発音が出しにくくなる可能性がある方がいらっしゃいます。
また、個人差はありますが、人は生きてきた過程で歯の噛み合わせや舌の使い方が間違って習慣化されることで発音が悪くなる方もおられます。
そして、発声や発音の問題は、中々自分では気づきにくいことがあります。
例えば、声が小さく、発音が悪いため、家族や友人、学校、職場で会話をしていてよく聞き返されること、電話対応で聞き返されることがある方がいます。
また、「さ、し、す、せ、そ」が言いにくいが生活に問題がないので気にしてない方がいます。
逆に、発声発音が気になりコミュニケーションをとることを避けてしまう方がいます。
実際、現在の日本文化では、他人と丁寧に話すことについて気にしなくなってきています。
上手に発音できるようになることや大きな声で話すことは、舌や喉を使うので大切なことです。
この本を読んで、発声発音機能のメカニズムを理解しトレーニングしてください。自信を持ってコミュニケーションができるようになるはずです。
【目次】
第1部 解剖学からみた発声発音について
第2部 発声発音トレーニング
第3部 側音化構音は、自分で治せるのか
第4部 吃音(きつおん)は治るのか
【著者紹介】
桝谷泰弘(マスタニヤスヒロ)
現在、歯科矯正クリニックで言語聴覚士として働いています。
歯科矯正クリニックでは、口唇口蓋裂の子どもたちの構音訓練をしています。
口腔運動機能に生まれつき障害がある器質性構音障害の他にも、原因が分からない機能性構音障害の子どもたちもみています。
コロナが原因でマスク生活に慣れ、会話する機会が減っているように思います。
是非、この本を読んでトレーニングに取り組んでみてください。