さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
『後悔はチャンス!?』と不思議に思われたと思います。
世の中には、「後悔しない生き方」や「〇〇を後悔しない」などと、たくさんの本やSNSが溢れています。
どれを見てもネガティブなものが多いように思います。
ですが、後悔は気づくきっかけだという人もいますし、後悔なんて気にしないという人もいます。
過ぎ去ったことを悩んでいても変わらないのであれば、忘れてしまうこともありでしょうし、チャンスと捉えて、何かを変えるきっかけにすることもありでしょう。
ですが、後悔と言うものは、いつまでも心の中に刺さっていて、ことあるごとに思い出してイライラしたりクヨクヨしたりしているものという方が、大半だと思います。
私も、例外ではありません。
ほんの些細なことで思い出して、悔し泣きしたことも多々あります。
パートナーに八つ当たりしたこともあります。
人生って、なぜ後悔というものが繰り返されるのでしょうか?
記憶が残るなら、ネガティブなものではなく、ポジティブで楽しい記憶を優先して残ってくれたらと思うこともあります。
ですが、人間の脳は、嫌なことを優先して思い出してくれます。
後悔とは、満たされない欲求なのではないかと思うのです。
考えてみると、人やものに対して「しまった」と思うことや「なぜ?」と思うことが後悔という形で、いろいろと見せているのではないかと思うのです。
シャワーのお湯が熱かったや、食事をしようとお店の前にある行列を見たことなどに対して、何とも満たされないものにイライラしたり、がっかりしたり、
自分の感情のままに相手に当たってしまったりと、後悔のきっかけを作っています。
そして、その後に、満たされないものから、喪失感、自己批判や、怒りという形で、記憶に残り変化していくのではないでしょうか?
記憶の中に残るのは断片的なことしか残らないのに、思い出すきっかけも引き金は、本当に些細なことです。
なのに、なぜ人は後悔というものをするのでしょうか?
後悔とは、きっかけであり、チャンスと捉えることもできるのではないかと考えるのです。
皆さんと一緒に考えていきたいと思います。