さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
はじめに、私には、3歳と1歳の息子がいます。
夫婦で子育てをしていると意見がぶつかって喧嘩になることも時々あります。
わがままな子どもの気持ちを理解するには、どうしたら良いかと夫婦2人で悩むことが多々あります。
例えば、長男が次男のおもちゃを取る理由や家の中を無駄に走り回る理由など考えても理解できません。
その度に、夫婦で子どもを叱ってしまうことがあり自己嫌悪になることもあります。
私は、子どもをもっと理解したい、そして正しい育て方を考えていきたいと思い脳科学を勉強しています。
本書では、脳科学に基づいて子育ての方法を説明していきます。
脳科学では、IQ(知能指数)を育てるだけではなく、親が子に関わっていく中で子どもの才能を見きわめ、いかに伸ばしてあげられるかが重要だと言われています。
脳の発達にとって、一番大事で、影響力があるのは、親と顔を合わせて関わることです。
正しい子育てとは、正しく脳を発達させる環境が大切だと言えます。
人とコミュニケーションをとったり、考えたり、決めたりといった社会生活の中で必ず使用される脳が、おでこのあたりにある前頭葉です。
この脳と関連する機能のひとつがワーキングメモリーと言われています。
「作業記憶」とも訳され、何かをしながら何かを覚えておくといった活動全体をうまくやり遂げるために必要となる能力です。
前頭葉は、スピーディに正しい判断をしたり、2つのことを同時に行い、集中力を高める重要な役割も担っています。
前頭葉を鍛えるために、例えば、レストランごっこがあります。
子どもたちが注文された食べ物と数を覚え、その絵を持ってくる。
このように楽しみながらワーキングメモリーを鍛えていくことで、前頭葉を刺激し、その結果として社会で生きていく必要な力を培うことができます。
私が学んだ脳科学による子育てや理論について詳しく述べていきます。
また、子どもが何を考えているかができるだけ理解できるように説明できたらと考えています。