さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
福澤諭吉といえば、幕末に欧米を3回も訪れた人で、欧米には追い付け追い越せだけれど、アジアは蔑視する「脱亜入欧」を唱えて、
庶民を上から目線で見下していた偉そうな学者、と勝手に思い込んでいたふしがあります。
ところがどっこい、今回調べてみると、これはとんでもない間違いでした。
福澤諭吉は「脱亜入欧」を一度も唱えたことはなかったし、上から目線の人でもありませんでした。
権力に媚びることは一切なく、明るく快活な人でした。
学者・研究者でもありましたが、むしろ「冒険家」のイメージです。
しかも、ビジネスマンとしてのセンスが抜群です。
世界中を回ってきたので、国際情勢に明るく、海外とビジネスに関する情報と見識は一流です。
福澤がどのような人かも知りませんでしたし、『学問のすすめ』がビジネス書・実用書の要素を持っているとは知りませんでした。
『学問のすすめ』は、1872(明治5)年から1876(明治9)年にかけて全17編が書かれ、一説では340万部売れたと言われる大ベストセラーです。
当時の人口が3500万人ですから、国民の1割が購入したことになり、現代では1200万部に相当するとも言われ、国民の熱狂ぶりが想像されます。
各章の中に、現代にも通用する福澤諭吉の23の教えを散りばめました。
この諭吉の教えによって、大局的な見方を学び、働く気持ちに火をつけてもらえるものと信じます。
【目次】
第1章 国際情勢を知れ
第2章 実学のすすめ
第3章 品格を高め、成功するための教え
第4章 人望の鍛え方
第5章 より高みをめざして
【著者紹介】
姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
千葉市在住。
元商社勤務。
海外駐在員歴2回。
長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8・4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。
自身の40年に渡る貿易実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。
ペンネームは英語教師だった祖父の名前。