さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
自分の敵と認識した誰かを消したくなる。
誰よりも自分が正しいと突き進む。
人の迷惑など気にしたことがない。
金銭感覚が大雑把になったり、人と揉めごとを起こしたりする。
その割に仕事は何故か捗ったり、アイディアがどんどん湧いて出てくる感じがする。
そういう状態に一気に振り切れることはないだろうか。
これは双極性障害II型の軽躁状態と呼ばれる状態である。
そうかと思うと急に自分の存在は害なのではないか、誰かに迷惑をかけ続けているのではないか。
自分はどうして生きているのか判らない。
そんな思いに囚われることがある。
これは双極性障害II型のうつ状態である。
このうつ状態と軽躁状態を行ったり来たりするのが双極性障害II型の特徴だ。
落ち着かない状態に疲れ果て、まるで電池が切れたように何もできなくなったりもする。
そうなるともう、人生を楽しむどころではない。
そう感じる人もいるだろう。
だが諦めることはない。
世の中には色々な面白いこと、楽しいことがあるのだ。
双極性障害II型で苦しんでいる人々に少しでも生きる意欲が湧いて欲しいと思い、私自身の経験に基づくことを書いてみたいと思う。
つらい思いをしている人に届けばいいと心から願っている。
【目次】
軽躁状態の攻撃性
ゲームの功罪
ゆるりと生きる
罠を罠と見抜けるように
生き物と触れあうこと
書くことによる平穏
音楽と「音が苦」
映像の楽しみ方を探す
食事と嗜好品を使う
自然の中に身を置くこと
夜空の星と月
写真とインターネット
叩きつけろ!