さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 25,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
筆者の娘は中学校の三年間、不登校だった。
この経験を得られたことを、今では心から幸運だと思っている。
それは「不登校という経験を経て強くなった」などの感動物語ではない。
大半の保護者が願う「普通の学校生活」から外れることの不安を、根本から払しょくすることができたからだ。
こんなことをいうと、不登校を正当化するのかと思われるかもしれないが、そうではない。
学校に行くことが苦痛であったり、集団学習が困難だと感じるのならば、そのままでいい、無理に気持ちを変える必要はない。
それは登校を否定するわけでも、不登校を肯定するわけでもない。
登校したい生徒は登校すれば良いし、不登校を継続したい生徒は行かなければ良い、ただそれだけのことだ。
不登校は決して悪いことではなく、悲観することでもないのだから、自分に合った学習の場を見つけて、有意義な学習時間を確保できれば、自分が望む未来に向けて着実に歩いていくことができるだろう。
ただし、不登校にはルールが必要だ。
筆者の経験から、不登校になるとき、子どもが学校を辞めたいと考えたとき、どんなルールが有効か、そして必要なのかをお伝えしたいと思う。
【目次】
既存の対応策とは?
「逃げる」ではなく「選ぶ」
フリーへの転向は甘くない?フリー協育という選択
協育機関の種類と気になる費用
フリーの学生が守るべき五箇条
五箇条が意味するもの
不幸と不可能はなぜ生まれる?
【著者紹介】
高崎アスダ(タカザキアスダ)
中小企業のコンサルタントを行う傍ら、子どものいじめ問題や不登校にかかわる活動を行う。
児童精神科へ関心も高く、現在は精神科の雑誌にも寄稿している。