さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
大学や各種の研究機関で、日夜研究に励む研究者たち。研究者も当然、人間である。人間が寄り集まって何かをする以上、何らかの摩擦、いざこざ、小競り合い的なものは付きものである。
研究室やゼミなどに所属した学生の方々や、学位取得後間もないポストドクター(ポスドク)や助教の方々の中には、これまで見たこともないような「ヘンな人」が指導教員や上司になって、戸惑いを感じている人も少なくないだろう。
また、これまで見たこともないような「奇妙な状況」にも、出くわしているかもしれない。本書では、それらの中の幾つかについて、ごく簡単に紹介した。
指導教員や研究グループを選ぶ際の、「こういうこともあるかも」という心構え、あるいは「覚悟」として、本書に挙げたケースを知っておくことは決して無駄ではない。
実際に問題に出くわした時に、本書が冷静に対応する手助けになればと思う。
また、指導教員や受入教員になる立場の方々は、本書で紹介されたケースが、「もしかしたら自分も気づかないうちにこんなことを……」と、我が身を振り返るきっかけになるかもしれない。
訴えられる前に気づくための、ある種のきっかけになれば幸いである。
【目次】
1部 研究教育現場の厄介な人々
・1章 暴君タイプの人々
・2章 暴君タイプのリーダー
・3章 暴君タイプへの対処
・4章 嘘つきタイプの人々
・5章 嘘つきタイプへの対処
2部 ジェンダー絡みの不穏な状況
・1章 時代錯誤な人々
・2章 時代錯誤な状況の予防と対処
【著者紹介】
Bowing Man(ボウイングマン)
研究者。専門は地球科学および環境科学。複数の大学や国立の研究所、民間企業を渡り歩く、さすらいの旅を続けている。
これまでの職位や立場もなかなかバラエティ豊かだったが、それらはむしろ有益な経験であったと思っている。
街中の面白い看板などを見て歩く、路上観察者としての顔も持つ。