さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
アパレル販売員になりたい、と思う動機として一番多いのは恐らく「志望先のブランドが好きだから」や、「お店で働いている販売員が恰好良くて憧れているから」という考えからだと思います。
現に私も今のブランドで働こうと決めたのは、ブランドの服が恰好良くて好きだったからですし、働いている販売員の方々に憧れていたからでした。
そうした前向きな姿勢で念願の販売員になれたにも関わらず、アパレル業界において販売員の離職率は高いのが現実です。
さらに、二〇二〇年から世界的に蔓延しているコロナ禍によって、その数字は更に悪化しています。
そんな中でお客様の買い物スタイルが実店舗→ネットでの買い物に移行し、実店舗ではお客様の全くいない閑散とした時間帯も非常に多くなりました。
淡々と時間が過ぎるばかりで、その日の予算も達成できない。
期待に胸を高鳴らせて入社したのに、こんなはずではなかった。
そんなマイナスな現実と照らし合わせてみると、離職率が加速するのも頷けます。
しかし、そんな情勢の中でも常連でお店にご来店されるお客様は確かにいらっしゃいます。
そこで私は「売り上げが取れない中で、どうすればモチベーションを保つことができるだろうか」と次第に前向きな気持ちで現状打破の策を練っていくようになったのです。
その答えの一つが「サービス精神を高く持つ」です。
一見、曖昧な言葉のように聞こえます。
しかし、このサービス精神を大きく意識することによって私の仕事へのモチベーションは保たれます。
さらに自分が今の環境において店舗に立つ重要性を改めて認識することができ、自信にもなりました。
本書は好きで始めたアパレル販売員だけど、モチベーションが下がってしまう、そんな方に向けたものです。
コロナ禍で商品が売れず歯痒い思いをしているのは貴方だけではありません。
せっかく自分が選んだ好きな仕事をネガティヴな気持ちで諦めてしまうのは勿体ないと思います。
本書が頑張る貴方にとって、モチベーションを上げる一助になることができれば幸いです。