さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
双極性障害II型とうつ病は専門家でも勘違いしやすい病気と言われている。
双極性障害II型は最初はうつ病、またはうつ症状と診断される場合が非常に多いという。
当然、うつと診断された患者には抗うつ剤等の薬が処方されたり、抑うつ状態の治療が始まる。
患者は医者の指示通りに薬を飲んだり治療に積極的に励むことだろう。
患者の周囲もうつ病だと聞けば、もしかしたらネットで対処法を調べるかも知れない。
あくまでも私の場合だが、うつ症状を改善するために抗うつ剤が処方された。
落ち込んだ精神を強引に引っ張り上げると言えばいいだろうか。
脳内の乏しい物質を外から物理的に入れるのが、抗うつ剤と呼ばれるものである。
ところが双極性障害II型の場合、これをやられると波があるので精神的に上向いた時に、より上向くようになる。
つまり軽躁状態になるのである。
本人は大抵は双極性障害II型の自覚がない。
それまで鬱々と落ち込んでいた患者が急にハイになり、攻撃的になったり、あるいは偉そうになったり、万能感に支配されたり、金遣いが荒くなる。
周囲が驚くのは当然である。
こういうケースで悩んでいる人に知って欲しいことを書く。
参考になれば幸いである。
【目次】
うつ病から双極性障害II型の罠にはまる
双極性障害II型の悩みの始まり
双極性障害II型は治らない?
双極性障害II型の苦労
治療する側される側
回復するのはいいけれど
楽に生きる
脳にも個性があって良い
性的に奔放になることがある
人に理解を求めても難しい
信頼できる医師とは
双極性障害II型は防げるのか
ネットの情報は信用していいのか