さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
十六歳、私は心療内科で双極性障害との診断を受けた。
現在も通院は続けている。
ハイテンションで活動的になる躁状態の期間と、動くことさえ辛い抑うつ状態を繰り返して数年が経った。
私の心の支えは理解者になってくれた家族だ。
それは今でも変わらず、家族には感謝をしてもしきれない。
現在、家族との関係は良好だ。
しかし、病気が判明してすぐの頃はすれ違うことや、衝突することも少なくなかった。
これはどの病気でも言えることだろうが、誰も自分が病気になるなんて思わないだろう。
本人が辛いことはもちろんだが、家族も接し方がわからず辛い思いをしているのだとわかる。
私は自分の躁うつになった経験を通して、家族から「理解されて嬉しかったこと」「理解されず辛かったこと」を執筆している。
躁うつ病の患者が身近にいるあなたが、本当に家族を理解したいと思うのならば、ぜひ参考にしてみてほしい。
少しでも病気の寛解につながるアドバイスができるかもしれない。
【目次】
病気のことを受け入れてほしい
病気の知識を共有してほしい
正しい服薬治療が必要だと理解する
患者の不穏時は、時間と距離をおいてほしい
怠けているわけではないと理解してほしい
生活リズムを整えることが大切と理解してほしい
早めの受診が大切
【著者紹介】
松木さおり(マツキサオリ)
十六歳で躁うつ病と診断される。
現在は駆け出しのウェブライターとして活動している。