さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)
【書籍説明】
本書では、8世紀から12世紀までの貿易の流れを追いながら、遣唐使廃止以後の、日本国の貿易世界を見る。
遣唐使は廃止して外交はなくなるが、海商との貿易は行った。
自らは海外に行かないが、来るものは拒まないという、日本の消極的な方針が生まれる。
その後どのような経過を経て清盛の貿易革命につながるのか。
10世紀後半から始まった日宋貿易は分からないことが多い。
宋からの商人は、博多の鴻臚館で貨物を引き渡すと、朝廷からの役人が支払代金を持参した。
宋銭はなぜ輸入されたのか。
宋銭は宋が輸入するための代金だったのか。
日本は輸入品の支払いには何を払ったのか。
宋銭は実は輸出禁止だった。
なぜ、そして、どのようにして日本に持ち込まれたのか。
【目次】
1.8世紀から12世紀までの貿易を概説する
2.官貿易の時代
3.海商の出現
4.東アジアの政治勢力の交替
5.波打際貿易から住蕃貿易へ
6.清盛の貿易革命
7.密輸の手口を解説する
8.貿易の歴史という題名の本がないわけ
【著者紹介】
姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
千葉市在住。
元商社勤務。
海外駐在員経験2回。
長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8.4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を一浪… 以上まえがきより抜粋